「まだ33歳なのに、老眼のはずないですよね?」
先日、店頭でそうおっしゃった方がいました。
スマホの文字が、ふと見えにくい。目を離すと、ピントが合うまで一瞬かかる。
夕方になると、近くがぼやける。
——それ、いま20代・30代にとても増えている症状です。
老眼は、加齢でピント調節のレンズが硬くなって起こります。ふつうは40代半ばからです。
一方、若い方に起きているのは、近くを見続けたことによる、ピント調節筋のこわばりです。
スマホを見る距離は、およそ20〜30センチ。本や新聞よりずっと近いんです。
その距離に、1日何時間もピントを合わせ続ける。
筋肉がこわばって、遠くと近くの切り替えが遅くなる。これが「スマホ老眼」と呼ばれる状態です。
本当の老眼と違って、多くは休めば戻ります。でも、毎日続けば、慢性的な疲れ目・頭痛・肩こりにつながります。
思い出してみてください。
通勤中も、昼休みも、寝る前のベッドでも、スマホ。
体は休んでいても、目の筋肉はずっと力こぶを作り続けています。
「疲れているのは体ではなく、目だった」という方は、本当に多いんです。
簡単にできる対策をひとつだけ。「20-20-20」と呼ばれる習慣です。
20分ごとに、20フィート(約6メートル)先を、20秒眺める。
これだけで、目の筋肉がふっとゆるみます。
それでもつらい方には、手元を見るときの負担を軽くするレンズがあります。
近くを見るときだけ、目の代わりにレンズが少しがんばってくれる。いわば「目のアシスト付き」のメガネです。
メガネセンターでは、度数を測る前に、まず暮らしの話をうかがいます。
スマホを見る時間、パソコンの距離、お仕事の内容。
そのうえで、必要な方にだけ、必要なレンズをご提案します。不要な方には「まだ必要ありません」とはっきり申し上げます。
ぼやけを我慢するのが当たり前になる前に、一度、目の働き方を見直してみませんか。