「ブルーライトカット、付けたほうがいいですか?」
ここ数年で、いちばん増えた質問かもしれません。
流行りものについて、メガネ屋が正直に話します。
結論はこうです。「誰にでも必要なものではありません。でも、合う人には確かに合います」
ブルーライトは、青色の光のこと。パソコンやスマホの画面だけでなく、太陽の光にもたっぷり含まれています。
じつは、日中に浴びる太陽光のブルーライトは、画面の比ではない量です。
「画面のブルーライトが目の病気を引き起こす」という科学的な証拠は、今のところはっきりしていません。
目の疲れの主な原因は、光そのものよりも、近くを見続けることと、まばたきの減少だと考えられています。
ですから、「カットレンズさえあれば安心」というものではないのです。
一方で、店頭ではこんな声も多く聞きます。
「画面のギラつきがやわらいで、楽になった」「夜のスマホで、目に刺さる感じが減った」
まぶしさの感じ方には個人差が大きく、コントラストがやわらぐことで楽になる方は確かにいらっしゃいます。
特に、夜遅くまで画面を見る方には、睡眠リズムへの配慮という観点から選ぶ方もいます。
ひとつ知っておいていただきたいのは、お子さまについてです。
子どもの目の発育には太陽の光が大切で、学会からは子どもへの一律のブルーライトカットは推奨しないという見解も出ています。お子さまには「なんとなく良さそうだから」で選ばないことをおすすめします。
メガネセンターでは、ブルーライトカットを標準でお勧めすることはしていません。
画面を見る時間、まぶしさの感じ方、夜の使い方をうかがって、合いそうな方にだけご提案します。
「付けなくていいですよ」と申し上げることも、しょっちゅうです。
目の疲れの本当の原因が、度数の不一致やフィッティングのずれにあることも多いからです。
流行のレンズを足す前に、まず今のメガネがあなたに合っているか。
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