「夕方になると、耳の後ろがズキズキするんです」
「メガネを外すと、鼻に赤い跡がくっきり残っていて」
こうしたお悩みを、「メガネってそういうものでしょう」と我慢している方は少なくありません。
毎日のことだからこそ、つらいですよね。
でも、痛みを我慢しながらかけるメガネは、本来の姿ではありません。
メガネの痛みの多くは、調整で楽にできます。
メガネが体に触れているのは、鼻と耳、そしてこめかみのあたりです。
痛みが出るのも、たいていこの3か所です。
ひとつめは、耳の後ろ。
耳にかかる部分(テンプル)の曲がり方が耳の形に合っていないと、一点に力が集中して痛みが出ます。
ふたつめは、鼻の付け根。
鼻パッドの角度や幅が鼻の形に合っていないと、重さが一か所にかかり、赤い跡や痛みの原因になります。
みっつめは、こめかみや頭の横。
フレームの幅が顔に対して狭いと、頭を横から締めつけ、頭痛のような重さを感じることがあります。
同じフレームでも、ある人には快適で、ある人には痛い。
それは、顔の形や耳の高さ、鼻の形が一人ひとり違うからです。
左右の耳の高さが違う方も、じつは珍しくありません。
メガネセンターでは、6つの工程でフィッティングを行っています。
このうち、痛みに直接かかわるのが、鼻パッドとテンプルの調整です。
耳の後ろのカーブに沿わせて、力が一点に集まらないように合わせる。
鼻パッドは、鼻の面にぴったり沿うように角度を変える。
そうすると、メガネの重さが分散され、同じメガネとは思えないほど楽になることがあります。
意外かもしれませんが、痛みとずり落ちは、同じところから起きていることがあります。
ずり落ちるのが嫌で、テンプルをきつく締めてしまう。
すると今度は、耳や頭が痛くなる。
反対に、痛いからとゆるめると、またずり落ちる。
大切なのは「きつさ」ではなく、顔の形に「沿わせる」ことです。
(ずり落ちについては、以前の記事「メガネがずり落ちるのは、あなたのせいじゃない」でも詳しくお話ししています。)
メガネをかけていて頭が痛くなる場合、フィッティングだけでなく、度数やレンズの位置が関係していることもあります。
レンズの中心が瞳の位置からずれていたり、度数が今の目に合っていなかったりすると、目が無理をして疲れ、頭痛につながることがあります。
ただし、メガネを外しても続く強い頭痛や、吐き気、目の痛みをともなう場合は、メガネの問題ではないかもしれません。
そのようなときは、まず医療機関を受診してください。
メガネで楽になる痛みなのか、診てもらうべき痛みなのか。その見きわめも、私たちが大切にしていることです。
「このくらいで調整をお願いするのは、申し訳ない」
そう遠慮される方もいらっしゃいますが、少しの違和感こそ、早めにお持ちください。
メガネセンターでは、お渡し後も定期的な調整やメンテナンスをお勧めしています。
毎日かけていると、メガネは少しずつゆがんでいくものだからです。
「買ったときは平気だったのに、最近痛い」というのも、よくあることです。
耳や鼻の痛みは、我慢しなくていい。
お気軽にお立ち寄りください。