「朝はよく見えるのに、夕方になるとパソコンの文字がかすむんです」
「仕事が終わるころには、目がしょぼしょぼして」
こうしたご相談は、年齢やお仕事を問わず多いものです。
一日がんばった目ですから、疲れが出るのは当然のこと。
ただ、毎日のように続くなら、目が何かを訴えているのかもしれません。
夕方の見えにくさには、いくつかの決まった原因があります。
ひとつめの原因は、ピントを合わせる力の疲れです。
近くを見るとき、目の中ではピントを合わせるための筋肉が働いています。
パソコンやスマートフォン、書類などを一日中見ていると、この筋肉はずっと縮んだままになります。
夕方になると疲れがたまり、ピントの切り替えがうまくいかなくなる。
手元から遠くに目を移したとき、しばらくぼやけるのは、このためです。
近くを見続けることは、目にとって思っている以上の重労働なのです。
ふたつめの原因は、目の乾きです。
集中して画面を見ていると、まばたきの回数が減ります。
すると目の表面が乾き、なめらかさが失われて、光がきれいに目の中に入らなくなります。
まばたきをすると一瞬見え方が戻る、という方は、乾きが関係しているかもしれません。
エアコンや暖房を使う季節は、さらに乾きやすくなります。
(目の乾きについては、以前の記事「その目の乾き、目薬だけでは追いつきません」でも詳しくお話ししています。)
みっつめの原因は、老眼の始まりです。
40代前後から、ピントを合わせる力は少しずつ弱くなっていきます。
朝のうちは余力があって見えていても、夕方には力が尽きて手元が見えにくくなる。
老眼は、まず「夕方だけ」という形で現れることがよくあります。
「最近、夕方になると手元がつらい」は、老眼の始まりのサインであることが多いのです。
早めに目に合ったメガネを使うと、目の負担がぐっと軽くなります。
よっつめの原因は、明るさの変化です。
見落としがちですが、部屋の明るさも目の負担を左右します。
秋から冬にかけては日が短くなり、夕方には窓からの光が減ります。
照明が暗かったり、画面だけが明るかったりすると、目は余計に力を使います。
手元を照らす明かりを足すだけで、楽になることもあります。
ここまでの原因をふまえると、次のような対策ができます。
とくに最後の点は大切です。
遠くがよく見えるように合わせたメガネは、手元を長く見る作業には強すぎることがあります。
パソコン作業が多い方は、作業の距離に合わせたメガネを用意するだけで、夕方のつらさが変わることがあります。
夕方の見えにくさの多くは、疲れや乾き、度数の問題です。
ただし、次のような場合は、メガネだけの問題ではないかもしれません。
こうしたときは、早めに眼科を受診してください。
メガネセンターでは、専属医師が検査に携わる体制を整えています。
メガネで良くなる見えにくさなのか、医療機関で診てもらうべき見えにくさなのか。その見きわめも、私たちの仕事だと考えています。
「夕方だけだから」と我慢している方は、多いと思います。
でも、毎日の夕方がつらいのは、一日の何分の一かがつらいということです。
検査とカウンセリングは無料で、所要時間は約60分です。
お仕事の内容や、目を使う時間帯もうかがいながら、今の目に合うメガネを一緒に考えます。
予約なしでも、お気軽にお立ち寄りください。